人材不足の課題解決はドミナントだ
ゆきな
カベウチCMO!このコーナーでは、ゲストの方が最近抱えているお悩み事や課題について、サブスクCMOイソノと壁打ちをしていくコーナーです。テーマを決めて物事を深掘りすることで、新しい解決の糸口が見つかるきっかけになるかもしれません。リスナーの皆さんも、ご自身の仕事に当てはめて考えてみてください。
サブスクCMOイソノ
テーマは「人材確保」についてお話しします。労働人口が減少することは社会問題となっています。実際のデータによると、2023年と比較して2030年には労働人口が5%減少すると言われています。このあたり、湯澤さんはどうお考えでしょうか?
湯澤大地
はい。ニュースでもよく耳にする通り、今後の人口減少により、労働力が大幅に不足していくことは避けられません。特に飲食業界は、30年前からすでに深刻な人手不足に悩まされている業界です。その中で弊社が取り入れたのが「ドミナント経営」です。
簡単に言うと、一つの地域に複数の店舗を出店し、人材の交流や効率的な活用を行う手法です。しかし、同じブランドの店舗が増えると自社競合が発生するため、弊社では「中華」「イタリアン」「アジアン」など業態を分けて出店しています。例えば、大船エリアでは9店舗を集中展開し、専門職の職人は各業態ごとに配置しながら、管理職の店長やホールスタッフは共有する形を取っています。
サブスクCMOイソノ
なるほど。ドミナント戦略は非常に有効な手法ですね。特に9店舗を自社で運営できると、スタッフのやりくりもスムーズになりますね。
湯澤大地
はい。例えば、時間帯によっても人材の需要が異なります。観光客向けの北鎌倉の店舗では、土日の昼間がピークになりますが、都市部では金曜の夜が忙しくなるといった違いがあります。このような時間帯の差を活かし、人材を効率的に移動させることで、従業員の給与水準を上げることも可能になります。
サブスクCMOイソノ
なるほどですね。特にグループ会社を持たず、単独店舗で運営する企業には、人材確保が課題になりがちですね。その場合、競合ではなく同業者間でグループを作り、人材をシェアする方法もあります。また、最近では経理業務のアウトソーシングのように、人材をサブスクで利用できるサービスも増えていますので、そういった方法も一つの解決策かもしれません。
サブスクCMOイソノ
では、2つ目のテーマ「経営者として大切にしている価値観」についてお聞きします。湯澤さんが掲げている「三方良しプラスワン」とは何でしょうか?
湯澤大地
これは「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」という伝統的な三方良しに、「スタッフ良し」を加えた考え方です。働くスタッフが安心して気持ちよく働ける環境を整えることが、結果的にお客様や会社の利益にもつながると考えています。
一見すると、スタッフを大事にするのは「良い経営者」だからと思われがちですが、実際は「自分の利益のため」です。経済合理性を考えたうえで、スタッフに安心して働いてもらうことが、企業の持続的成長につながると確信しています。
サブスクCMOイソノ
素晴らしい考え方ですね。私もコンサルティングをしていて、企業の改善を行う際に、MIT(マサチューセッツ工科大学)のダニエル・キム教授が提唱する「成功の循環モデル」を参考にしています。
この理論では、「関係の質を良くする」ことが最初のステップです。良好な関係が築かれると「思考の質」が向上し、そこから「行動の質」が高まり、最終的に「結果の質」が良くなる。そして、良い結果が出ると再び関係の質が向上するという、正の循環が生まれるという考え方です。
サブスクCMOイソノ
湯澤さんの「三方良しプラスワン」も、まさにこの考え方に通じるものがありますね。ゆきなさんはどう感じましたか?
ゆきな
私も「気持ちよく働く環境」はとても大切だと思います。スタッフが気持ちよく働けると、自然と職場全体の雰囲気も良くなり、さらに良いサービスが提供できるようになりますよね。実際にそのような職場で働いた経験があるので、とても共感できます。
サブスクCMOイソノ
そうですね。湯澤さんのお店に行くと、スタッフの皆さんが本当に楽しそうに働いているのが印象的です。
湯澤大地
ありがとうございます。同業他社と比べても、定着率や採用率はかなり高いと感じています。
サブスクCMOイソノ
それは素晴らしいですね。では、今回のテーマについて、改めてまとめると、「ドミナント戦略を活かした人材活用」「三方良しプラスワンの考え方」「スタッフが気持ちよく働ける環境作り」この3つが経営のポイントになりそうですね。
湯澤大地
はい、その通りです。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
サブスクCMOイソノ
こちらこそ、ありがとうございました!
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