借金20億の事業継承と完済ストーリー
サブスクCMOイソノ
市民団体「全国寺子屋ネットワーク」を設立するなど、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいらっしゃいます。本日は、株式会社千里 代表取締役の湯澤大地さんに、たくさんお話を伺いたいと思います。それでは、最初のコーナーに参りましょう。
ゆきな
当社のビッグニューストップ3。
サブスクCMOイソ
ノこのコーナーでは、ゲストの湯澤さんが経営する株式会社千里での、これまで経験したビッグニューストップ3をご紹介いただきたいと思います。では、早速一つ目のテーマからいきたいと思います。まずは、株式会社千里の事業継承についてお伺いします。何度もお話を伺っていますが、改めてそのエピソードをお聞かせいただけますか?
湯澤大地
はい、ありがとうございます。私が30代の初め頃、父が急逝し、突然事業継承をすることになりました。その頃、私は海外留学をしており、正直、勉強もせずにフラフラ遊んでいました。その後、数年仕事をしていたところ、父が急逝し、2000年頃に会社を引き継ぐことになったんです。
しかし、当時の私はいわゆる「バカ息子」で、仕事もせず遊んでばかりでした。会社の経営状況が悪いことは薄々知っていましたが、まさかあれほどまでに厳しいとは思いませんでした。
サブスクCMOイソノ
実際に20億円の借金があると知った時、どう感じましたか?
湯澤大地
よく講演でも話すんですが、ビルの3階から飛び降りるのは怖いけど、スカイダイビングはそれほど怖くない、という感覚でした。つまり、明日までに1000万円を用意しろと言われるほうがリアルに恐怖を感じますが、20億円という規模になると、現実感がなくなってしまうんです。当時の私は、あまりにも若くて、その重大さを理解できていませんでした。
サブスクCMOイソノ
確かに、私もいきなり20億円の借金と言われても、まったくイメージがつかないですね。
湯澤大地
そうなんです。銀行との会話でも、「キャッシュフローはどうですか?」と聞かれても全く分からず、「それって美味しいんですか?」というレベルでした。経営知識がゼロの状態で借金を抱えることになりました。
サブスクCMOイソノ
その後、どのように借金を返済されたんですか?
湯澤大地
正直に言うと、運が良かったとしか言えません。本来なら、「こういう計画で返済しました」と言いたいところですが、実際は手当たり次第に動いて、何とか乗り切った感じです。ただ、結果的には、いろいろな手を打ってきたことが功を奏したのかもしれません。
サブスクCMOイソノ
ゆきなさん、もし急に20億円の借金を背負うことになったらどうしますか?
ゆきな
もう、どこから手をつけていいのか分からないですね。本当に想像がつきません。
サブスクCMOイソノ
そうですよね。実際、湯澤さんも返済の過程で、多くの方の支援を受けたのでは?
湯澤大地
そうですね。特に先輩経営者の皆さんには本当にお世話になりました。父が亡くなり、会社に資金がない状態でしたが、それでも飲みには行っていました。すると、先輩が「今日は俺が払うよ」と言ってくれることが多かったんです。でも、彼らは領収書を持って帰ることはなく、本当に純粋に助けてくれました。
サブスクCMOイソノ
すごいですね。やはり、事業継承時の借金問題は、多くの経営者が直面する課題ですね。湯澤さんが事業継承で大切にしたことは何ですか?
湯澤大地
まず、民事再生法という法律があるので、無理せず活用すべきです。また、経営が厳しくても自分を追い詰めないことが大事ですね。経営難で自死を選ぶ方もいますが、日本の法律では「死ぬほどの借金」というものは存在しないと思っています。深刻になりすぎず、適切に対処することが重要です。
サブスクCMOイソノ
なるほど。民事再生法の活用や、周囲のサポートを受けることが大切ですね。
湯澤大地
はい。借金を抱えた時、多くの人はそれを隠してしまいがちですが、オープンにすることで助けてくれる人が現れます。
サブスクCMOイソノ
ありがとうございます
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